「合氣道」ってどんな武道ですか?
自分の身を守り、相手を傷つけずに投げたり取り押さえたりする武道です。また、私たち人間は思う以上に大きな力を奥底に持っています。合氣道を通して体と心の使い方を学び、日常で存分に力を発揮することが稽古の大きな目的です。
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合気道は空手や柔道とどう違いますか?(男性)
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一番大きな違いは試合がないところです。勝ち負けの相対的世界で競い争って、ぶつかり合うことはしません。想定した状況での技を繰り返し稽古し、相手の氣をより出させ導き投げることが特徴です。そのため、「投げて喜び、投げられて喜び」と気持ちの良い関係が築けます。試合はありませんが、毎年6月に関西体技審査会が開催され、多くの子供たちや大人の方々が参加されます。
つかむ/打つといった素手の攻撃に対する組技、短刀(ナイフ)や杖(棒)を使う攻撃に対する武器技、多人数を相手にする技など、上達するにつれて様々な技を稽古します。
日々稽古を重ねて自分自身の向上をはかるという点では、どの武道も同じです。
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体力的に自信がないのですが、2時間の稽古はみっちりですか?(女性)
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いいえ、前半と後半で休憩をはさみます。初めの約1時間は「統一道」、姿勢や呼吸法など心身統一のための「静の稽古」です。後半は合氣道の技「動の稽古」になります。各自のペースで出来ますので、ご安心して参加していただけたらと思います。また、稽古を継続することで全身運動が身に付き、自然と体力が向上してきます。
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50代ですが合気道は始められますか(シニア)
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40~50代で合気道を始められる方はとても多いです。心身統一合氣道では年齢や性別を問わず様々な方が稽古されており、始められる目的も様々です。定年退職後、子育てを終わられて60代から始められる方もいらっしゃいます。片腕が不自由な方や全盲の方も学ばれています。
書道に、楷書/行書/草書があるように、合気道の技にも段階があります。体力や習熟度に合わせてゆっくりしたスピードから稽古できますので、どなたも安心してご参加ください。
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心身統一合氣道という名は宗教っぽいですが(大人)
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心身統一とは天地自然と一体である感覚のことで、宗教とは違います。
創始者の藤平光一先生が師事した中村天風先生(ヨガ哲学を初めて日本に広めた人物)の心身統一法が由来です。この教えは、松下幸之助さん(パナソニック創業者)や稲森和夫さん(京セラ創業者)らを始め、20世紀の多くのリーダー達に多大な影響を与えたことで知られています。近年では大谷翔平選手の愛読書としても話題になりました。
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運動をあまりしたことがないのですが(大人)
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姿勢を整えてリラックスし、自然な呼吸とリズムで動きます。プロのアスリートも体と心の使い方を学ぶために心身統一合氣道の稽古に来られる一方で、武道やスポーツが未経験でも問題なく始められます。礼の仕方や受け身の取り方など、初歩から分かりやすく指導を受けられます。
継続して稽古すると、知らずしらず体幹が鍛えられて基礎体力もつき、生活に直結した動きのセンスが磨かれます。
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女性にもできますか(女性)
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「戦って倒す」のではなく「相手を尊重して導く」動きをします。関節を痛めるような危険な技は通常行いませんので、女性にも人気があります。
稽古では余分な力を抜いて、自然体で動くトレーニングをします。日常生活での立ち居ふるまいも自然に美しくなります。
また、力が強い相手に対しても技が有効に効きますので、危ない場面やいざという時に「護身的な要素」としてとても役立ちます。
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子供に習わせると何が身に付きますか(親)
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健康な身体の土台を作る/身を守る力がつく/楽に大きな力が発揮できる/疲れにくくなる/不動心(動じない心)をやしなう/感情のコントロール/集中力がつく/姿勢が美しくなる/礼儀作法が身に付く/気がきくようになる/隠れた可能性を引き出す/自信が持てるようになる/判断力や決断力の基礎ができる/積極的になる/前向きで強気になる/相手の立場に立てるようになる/優しさや思いやりの心が育つ/感性が磨かれ情緒が豊かになる…
このようなことが期待できます。稽古はのびのびと楽しい雰囲気です。
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けんかに強くなれますか(子供)
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人を傷つけるための稽古はしませんが、身をまもる力がつき、危険を察知する能力も高まります。心身統一合氣道を習って助かったという話はよくあります。
大切なことは、争って相手をやっつけることが本当の強さではないということです。
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氣ってなんですか(大人)
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「元気」「本気」「勇気」「根気」「活気」「気迫」「気配」「人気」「景気」「気合」・・・「気になる」「気がつく」「気が向く」「気にかける」・・・
たくさんの言葉になじみがある通り、気は昔から日本人にとって身近なものです。稽古では心を静めて広く気が交流する「気が出ている」状態を作り、リラックスして力を発揮できる心身をつくります。
ちなみに常用漢字の「気」はメ(しめる)と書くため、エネルギーが四方八方に交流する本来の意味をもつ、旧字体の「氣」をあえて使うことが多いです。
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毎週通えずに休むこともあると思いますが、月会費は変わりませんか?(大人)
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月会費は、授業などの対価である月謝と違い、所属することの費用になりますので、毎月お支払いいただきます。ただ、けがや病気なども含め1日も稽古に参加できない場合、1か月前にお伝えいただければ、その月の月会費は無料とさせていただいております。
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子供と大人が同時に一緒に稽古をするのですか?(大人・子供)
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学生と一般の合同稽古になり、内容的には同じことをします。基本的に学生は小学6年生以上とさせていただきます。将来的には、別の時間帯で子供クラス(5歳以上小学5年生)も開設したいと考えています。